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 口絵中禅寺神将(重要文化財)

中禅寺には、前述の薬師如来のほかに、一体の神将が、重要文化財として指定されている。
神将というのは、もともと薬師如来の信仰者を守護する役目を与えられている12の武神のことで、宮毘羅・伐折羅・迷企羅・安底羅・あに羅・珊底羅・因達羅・波夷羅・摩虎羅・真達羅・招杜羅・毘羯羅の12の大将をいうとされる。
これらの神将は、その役目の性格から、激しい怒りを全身で表しているものが多く、とくにその面相をみると、髪の毛は「焔髪」といって、焔が、風にあおられてもえひるがえったようになっており、目も「瞋目」といって、目尻がつり上り、目玉をむいて相手をにらみつけるようなかたちをとっているのが特徴である。(これを「忿怒相」という。)
中国風の鎧をつけているのは、中国から伝来したものであることを示唆しているが、持物も、矛・槍等の武具が多く、これも中国風のものである。
この中禅寺の神将は、その作風から本尊の薬師如来に所属していた十二神将のうちの一体であろうと想定されている。しかし、本尊にくらべて、かなり簡素な出来であることは否めず、本当に、はじめから本尊と一組みのものであったかどうか、なお研究を要するところである。
惜しいことに両腕を欠いているので、神将の名称はわからないが、県下で最も古様を示す神将像として貴重である。像高約68センチ、平安時代以降の神将には、このように1m以下のものが多い。
 
撮影日:
地区/自治会: 15西塩田/西前山
シリーズ: 塩田平の文化と歴史 3口絵
登録されているキーワード: 神社 その他の文化 観光 
 
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