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 口絵″夢殿観音″(重要文化財)

生島足島神社のすぐ北側、長福寺の境内に「信州夢殿」という八角のお堂がある。(奈良法隆寺の有名な夢殿を手本にしてつくったもので、屋根から柱まで一切本物の二分の一とし、瓦など奈良でやいてもって来たものという)
このお堂の本尊として安置されているのがこの仏像である。通称は”夢殿観音”だが、像の形式から見ると、「菩薩立像」というのが正しい。
この像はもと北信濃の小布施町(旧都住村)の旧家に伝わったものを、篤志家がとくにここに”夢殿”を建て納めたものである。
高さ35センチメートルにみたない小金銅仏であるが、長野県における最も古い仏像の一つとして注目されている。
どちらかといえば細身のできで、両耳のうしろから、髪の毛が流れるように両肩に垂れている。お顔はやさしく、わずかに微笑をうかべておられるのを見逃さないようにしてほしい。この微笑は古代徴笑(アルカイックスマイル)といって、古い仏像の一つの特長となっているのである。
腰から下は裳(やわらかい袴のようなもの)でおおわれているが、一たん膝の部分でしぼられ、裾先でひろがっているあたり、流麗な線がよく生かされ、仏像をすがすがしくも美しいものにしている。
全体の作風から推して、都でつくられたか、都から来た人のつくったものか、ともかく洗練された中央のできばえをよく現している仏体である。
奈良時代の初期の作と考えられ、長野市山千寺の観音仏、北安曇郡観松院(松川村)の菩薩像とともに、県下に三点しか発見されていない古代金銅仏として貴重な存在となっている。
 
撮影日:
地区/自治会: 13東塩田/下之郷
シリーズ: 塩田平の文化と歴史 3口絵
登録されているキーワード: 神社 史跡 観光 その他の文化
 
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