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 かや葺き

素朴な温かみ屋根に表わす
内田松太郎さん(手塚)
ここは塩田の中禅寺。県内最古の木造建築で、国の重要文化財にも指定されている「薬師堂」の、屋根の葺き替えが行われていました。この薬師堂の屋根は、創建当時の古さと重みを感じさせる「かや葺き」です。葺き替えの仕事に励む内田さんは、約二十六年間、寺院や個人の家を中心にかや葺きをやっています。「今は一年に三、四軒の仕事しかないから、だんだんやる人がいなくなっちゃって…」と語る内田さん。以前は五十〜六十人の職人がいたそうです。
今は材料の「かや」自体が少なく、注文があっても、まず材料から集めなければなりません。「かや」は寒い所のものがじょうぶで、軽井沢産がよく使われます。内田さんは「かや葺き屋根は、夏涼しくて冬暖かい。昔の人の知恵ですなァ」と。そして「職人といえども、仕事中によく屋根から落ちましたわ」と照れくさそうに話す内田さん、これからも別の仕事の合間、かや葺きは続けるとのことです。
 
撮影日: 平成04年08月
地区/自治会: 15西塩田/手塚
シリーズ: 伝統を守る
登録されているキーワード: 人物 その他の文化 その他の産業 
 
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