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 みその仕込み

大豆、麹、塩丹念に練る
梅の花もほころび、暖かな日ざしがまぶしい4月4日、大日木・西区の中村一男さん宅で恒例のみその仕込みが行われました。この作業は農家の主婦が受け持ち、隣近所で互いに助け合います。奥さんの綾江さんが段取りを済ませたあと、近くの満木広子さん、柄沢酉子さんが加わり、炊いてひいた大豆に塩と麹を丹念に混ぜ合わせます。「この練りがよくないと、味がよくならないわねェ」と柄沢さん。
途中、豆の煮汁(アメ)を入れて、さらによく練り込み、空気を抜くため20センチほどのだんごにして、ペッタン、ペッタンと下にたたきつけていきます。これを桶に入れて仕込みが完成。同時にみそ漬け用のごぼうやなすなども漬け込んでいきます。土用が過ぎ、10、11月ごろには食べられるようになります。
「これは一つのお祭りみたいなもの。終わると一安心」と中村さん。今はやり手が少なくなってきていますが、一昔前まではおおぜいでやり、一家で2斗以上も仕込んだそうです。「確かにわしらでもしんのでなァー」と満木さんの言葉が印象的でした。
 
撮影日: 平成4年4月4日
地区/自治会: 11豊殿/大日木
シリーズ: 伝統を守る
登録されているキーワード: 人物 食べ物 農林水産業 
 
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