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 注連飾り作り

わら捻る手に「飾り」多彩
内山保さん(御所)
日本人は、古来より新年にしめ縄を門戸や神棚などに張って、禍神が家の中に入らないように祈念してきました。
内山さんはしめ飾りを作り続けて約三十年のベテラン。ゴボウ、ダイコン、カブ、竹の子、腕、杓子、宝子、大黒といった形にわらを丁寧に捻り上げていきます。材料は早刈りした稲(わら)と夏場湿地帯に自生するスゲ・クゴの多年草。これらを天日で乾かし、十一月から十二月にかけてしめ飾りを作ります。このあと、うらじろ、みかん、紅白の切り下げをつけて完成しますが、「上田のしめはいちばんりっぱだ。今でも上山田や松本、群馬あたりから買いに来る」と内山さん。
現在作り手は市内で五、六人となり、後継者もなく、減るだけだとか。最後に「年してくると捻りが弱くなってくる」と寡黙な内山さんがこう語ってくれました。
 
撮影日: 平成5年12月3日
地区/自治会: 06城下/御所
シリーズ: 伝統を守る
登録されているキーワード: 人物 工芸 その他の産業 
 
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