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 鍛冶屋

鎚音軽快鉄を料理
宮坂博さん(北常田)@「今の道具は使い捨てだものなァ。先掛けなんか知らねェもの」−。こう話すのは農鍛冶職人、宮坂博さん。農鍛冶とはクワ、ミツマタ、ネバキリといった小農具専門の鍛冶屋のことで、宮坂さんは先代より始めて百年余続く現役。終戦直後、市内に三十軒近くあった鍛冶屋も、現在上小地方では宮坂さんだけだとか。
ゴーッー。ふいごが鳴き、コークスに火がとぼると、クワに加工する厚さ五ミリほどの鉄板を火ばしで挟み、無雑作に突っ込みます。コークスの色が「黄色になってくると千度近くになる」と額の汗をぬぐいながら、真っ赤に熱っせられた鉄板を取り出し、鎚をしきりにふるいます。トントン、トトン。トントン、トトン。リズミカルに響く軽快な音。「たたくのは力でなく、コツだね。年齢もしてるし、そんなに力も出ないから」とさらり。長年の経験と技術に裏打ちされた言葉といえます。
仕事は週に四日。「ありがてェ商売じゃないが、注文のある限り」鎚を握るという宮坂さん。最後に「あと四、五年かなァ。アッハッハ」と。
 
撮影日: 平成5年8月26日
地区/自治会: 01東部/北常田
シリーズ: 伝統を守る
登録されているキーワード: 人物 工芸 その他の産業 
 
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