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 糀屋

代々の製法引き継ぐ
山辺正次さん(上堀)
ここは上堀。北国街道沿いに「白こうじ」の看板がひと際目立ちます。山辺さんは糀屋を始めて四代、創業は江戸末期だとか。上田でも糀作り専門はおそらく山辺さんだけ。四月から六月ごろまでがピークで、妻の紀代子さんと忙しい毎日が続きます。糀の仕事は朝と夜がほとんどで、夜は三時間おきに様子を見ます。「まぁ、温度管理さえ、しっかりやっていればねェ」と簡単に話しますが、“生きもの”を扱うたいへんな仕事。
この日は、前日、種麹をまいた蒸し米を、箱へ盛る作業が早朝から行われていました。室の中で、一升づつ箱に取り、一晩寝かせます。すると糀に−。「うちは代々、こうやって箱に取っている。これをしないと、糀の花が咲かない」と目を輝かせる山辺さん。「大量生産にはない、手作りのよさを守っていきたい」とも語ってくれました。
 
撮影日: 平成3年3月18日
地区/自治会: 09神川/上堀
シリーズ: 伝統を守る
登録されているキーワード: 人物 食べ物 その他の産業 
 
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