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 紋屋

家紋に真心を込めて
太田友一さん(鍛冶町)
正式には「紋章上絵師」といい、着物に家紋を入れる職業です。店は明治初期に創業、太田さんで三代目。現在は息子の俊一さんとともにこの家業を守っています。「この土地が好きだし、やっぱり地元の人の紋は地元で作らなきゃ…」。職人を各地から集めて合理化を図る会社が増えるなか、かたくなに郷里を大切にする太田さん。注文はおもに呉服店や染物店から。紋を入れる部分を洗い、そこへ型紙をすり込み、蒸気を当てます。そして、ぶん回しで線を書き、筆で墨を入れて仕上がりという一連の作業は、一枚(紋は五つ)で三時間はかかるそうです。「いい仕事をするには一生研究。そのうち着物が見直される時代も来るでしょう」と、笑顔が自信に満ちていました。
 
撮影日: 平成2年7月27日
地区/自治会: 04北部/鍛冶町
シリーズ: 伝統を守る
登録されているキーワード: 人物 工芸 その他の産業 
 
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