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 鼻牛明神

この辺りでは「鼻牛さま」と呼ばれ、日本に二体しかないといわれる珍しい神様です。大昔、畑を荒らす牛がいました。困った村人は、中畝(上室賀にある小字)まで杭を打って牛が行かないようにしたところ、牛は大きな石に化けてしまったそうです。それ以来、この石を鼻牛明神として祭っています。首から上の部分を治してくれる神として、古くは遠くからも信者が訪れたそうです。土用の「丑の日」を祭日としています。
昭和二十年代、近くに「入の池」(ため池)をつくるために、現在の場所に県道(上室賀・坂城停車場線)が移されました。その際、いっしょに祭ってあった、牛の背に掛ける鞍の形をした石(お鞍石)が埋められてしまいました。現在ある石は二代目のものです。また、鼻牛さまの前には、雪のときに牛が雪の中に沈まないよう「かんじき」の石もあります。
お話・北沢知明さん(上室賀)
 
撮影日: 平成5年8月11日
地区/自治会: 17川西/上室賀
シリーズ: 上田ところどころ 史跡(石・石像・石碑)
登録されているキーワード: その他の建物 史跡  
 

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