塩田平の文化と歴史

● 松平氏甲胄(市指定文化財)


 紺糸縅白熊毛冑具足(こんいとおどししろくまげかぶとぐそく)といい、松平忠周所用と明記されている。黒漆塗鉄板および練革黒漆塗紺糸を用いており、胴には五三桐紋の金具、袖の縁金化粧板にも五三桐紋をちりばめ、佩楯には牡丹に唐獅子、冑には巻竜を金泥でえがくなど美事なものである。
 松平忠周は上田入封初代の藩主であり、享保2年(1717)京都所司代、同9年(1724)老中に任ぜられた有力な政治家であった。

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